シリコンバレー研修 インタビュー【宇部工業高等専門学校・村上正樹さん】 ◆後編

>前編はこちら

シリコンバレーでの生活について前編で語ってくれた村上くん。
帰国後にどんな活動をしているのかについても話を伺いました。

―帰国後はどんな活動をしていますか?
帰国後すぐに山口県の起業家が集まるイベントで急遽トークセッションをすることになって。イベント後、主催者の方が僕の話をとても褒めてくれたんです。自分としては特別なことを言ったつもりはなかったんですが、それだけシリコンバレーで濃い経験ができたんだな、と気づきました。

―すごい!!シリコンバレーではプレゼンの機会がたくさんあるから、知らず知らずの内に鍛えられていたのかも。他にはどんな活動を?
家入一真さんの「やさしいかくめいラボ」に入って、「オタクのためのWEBサービス」を開発したいので一緒にやりませんか?と呼びかけました。すると何人か手を挙げてくれて、現在は東京のメンバー数名と開発中です。

あとは、宇部でイベント企画もしています。ヒロさんが、日本国内で授業をしているというお話を聞いて、誰かの話を聞く機会を設けたいなと思って。初めは高専内でやろうと思ったんですが、それだけではもったいないなと思って、近くの短大や徳山の高専も巻き込んで講演会ができないかと画策しています。

―山口を出て活動するようにもなったんですね!今回の留学を経て、どんな人にシリコンバレー留学を勧めたいですか?
高専生に行ってほしいです。高専生って「自分がやりたいこと明確でそれに向かっている人」と、「何となく毎日を過ごしている人」の2つに分けられると思うんですよ。もちろん、前者がシリコンバレーに行っても学びは多いと思います。何となく過ごしている人もきっと情報がないだけなんです。刺激さえあれば危機感を持つだろうし、「こういうことやりたいんだ」って見つかるはずです。
学校って言ってしまえば檻の中にいる状態です。知らない世界に飛び込むことって重要だと思います。シリコンバレーでは国内では聞けない話が聞けるし、高専生に限らず、社会人でも気づきは多いはずです。

―シリコンバレーから帰ってきて、今後これだけは大事にしたいなってことはありますか?スキルでもいいし、考え方でもいいし。
まずは人とのネットワークの大切さ。僕の場合、シリコンバレーには自分から飛び込んだから、人脈がどんどん広がっていったんだと思います。学校だと自らネットワークを広げる努力をしていかないといけないんです。イベントを企画したりとか、外部に出たりとか。
あとは「自分から勉強しに行く姿勢」も大事にしたいです。学校での学びももちろん大切なんですけど、それ以外に「考え方」とか「体験」を学んでいく。本を読んだり映画読んだりでもいいので、まず行動することかな、と思ってます。

―お話を聞いていると、帰国後とても活動的になっていることがわかったんだけど、村上くんの中でどんな変化があったんでしょう?
明確にはわからないんですが・・・。気づいたら、アクティブになっていた、って感じですね。

―なるほど、将来はどんな風になりたいと思っていますか?
会社員としてやるというよりは、ベンチャー企業で誰かと一緒に開発をしたいと思うようになりました。

―それまではどんな構想だったの?
実は、全く先が見えていなかったんですよね。陸上に打ち込んでいた時は箱根を目指していたんですが、その先は全く見えていなかったんです。箱根の先に何があるんだろう、って。高専に行ったのも、パソコンやものづくりが好きだったから選んだだけで、将来の夢から逆算して選んだわけではなかったので。

―なるほど。シリコンバレー留学が新しい夢に繋がったと聞けてこちらも嬉しいです。最後に、今シリコンバレーに興味がある人や留学を検討している人にメッセージをお願いします!
「とりあえず行ってください」ですね。(笑)
行ったら何とかなる。行くと行かないで大違いだと思います。
自分の頭の中で終わらせている人多いと思うんですよ。シリコンバレーの記事を読んだだけでわかったつもりになっている人とか。でも、実際行ってみたら全然違ったし、肌で感じてほしい。それは行かないとわからないことだから。

―最後に素敵なメッセージ、ありがとうございました。


B-Bridgeでは、ビジネスの聖地と呼ばれるシリコンバレーを経験するためのプログラムを実施しています。シリコンバレー視察プログラムだけでなく、学生・社会⼈・アスリート・⽂化⼈など様々な経歴を持つ⽅に、この地がなぜ時代の最先端を⾛っているかを考察できる貴重な機会となるでしょう。

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中崎 史菜 / Fumina Nakazaki

文・中崎史菜

富山県富山市出身。大学進学とともに上京し、株式会社PHP研究所にて人材開発分野の法人営業を行う。退社後の2018年、シリコンバレーに滞在し、3ヶ月で約300名の方と語りあう。帰国後はライターとして活動しながら、地方創生事業やメディア運営に取り組んでいる。

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